


| 川口
今までの話の中でも外国人に対する差別ということもだんだんと見えてきましたが、 岡山においてもH19年5月の山陽新聞に倉敷市内のビジネスホテルで中国人男性が外国人であることを理由に宿泊を 拒否されたことが報道されています。その他にも、H18年1月には京都で黒人であることを理由に眼鏡店への入店拒否や 外国人の入浴拒否なども今でも現実に起きています。 劉さん、基調講演の中でも触れられましたが、小さい頃と現在を比較して現状をどのように感じられていますか。 |
| 劉
今までは国民健康保険もなかった、最近朝鮮、韓国の方々の全国的な運動によって、 私たち中国人も国民健康保険に加入できるようになった。指紋押捺問題も朝鮮、韓国の方々の粘り強い運動によって全廃できた。 今、日本には中国人がどんどん増えている。岡山県内でも7835人、岡山市や各市町村に中国人が多い、 倉敷市だけが1000人朝鮮、韓国の人が多い。我々中国人の役目は、我々が主導権をもって外国人の正当な権利を守るための 努力苦労、これを今までの諸先輩方のお返しをしなければいけないと思っています。 |
| 川口
ありがとうございました。今までの話を聞かれて、会場の方で質問、御意見がありますか。 |
| 会場(在日朝鮮人)
今日は非常に有意義な話をたくさん伺った。日本のマスコミでほとんど取り上げられなかったので、 ご存じない方が多いと思うので、紹介します。国連人権理事会というところで、 人種差別撤廃条約に関する特別報告者としてセネガルのルドウリゲンという人が日本を訪問して調べている。 日本には人種差別があると明確にレポートしている。 特に在日コリアン、中国人のコミュニティに対する差別には歴史的文化的背景があると指摘している。 反差別国際運動のホームページでもルドウリゲンの報告書は読めるのでぜひ参考になさってはいかがでしょうか。 まずそういう問題があるということを認識されることなしに解決の方途は見えないと思うので、 今日いろいろな問題が指摘されましたが、こうした問題にも目を向けられてはいかがでしょうか。 |
| 川口
はいありがとうございました。他に。 |
| 会場
アメリカは合衆国でいろいろな人種が住んでいる。参考になることがあるのでは ないか。学ぶことはなかったのか。 |
| 姜
特別永住者ということでいえば国籍に基づく制度的な改善がみられていて、 日本に住む資格が不安定な人や社会的に不安定な生活をしている外国人からみれば、 特別永住者はより日本人に近いとみえて当然だと思います。だからこそ、 多くの外国人に対して果たすべき役割があるだろうと考えています。 アメリカでは権利獲得ということでは極めて厳しい戦いがあるのではないか。 日本では以前は父系主義といって父親の国籍によって子の国籍を決めていた。 1985年の国籍法の改正によって父母両系、母親が日本人なら日本国籍になれる。 アメリカでは生地主義、アメリカで生まれればアメリカ国籍になる。 在米韓国人と黒人の間においては大きな問題が10年程前にあった。 ロスの暴動でコリアタウンが焼き討ちにあった。今回の大統領選挙でも人種的な戦いは相当激しいものがある。 共生ということに関しては参考になるとは思えない。制度的にはみるべきものがあると思います。 |